HOME >着物のお手入れ1>着物のお手入れ2
外から帰ってきたら
着物が汚れていたら
着物をしまうには
小物のお手入れも忘れずに

<<前のページへ戻る12

1枚づづ包む。着物や帯は型崩れを防ぐため1枚づつそれぞれのサイズにあった畳紙に包んで保管します。畳紙は丈夫な和紙でできていて、着物や帯を湿気から守ってくれます。定期的に畳紙を触ってみて、少しでも湿っていたら新しいものに取り替えるか乾かして使うようにしましょう。

畳紙には紙製のもの、布製のもの薄いパネロン製のものがあります。箪笥にしまうときは紙製のものに上等の着物は布製のものを紙製のものに重ねて包みます。パネロン製のファスナーつきは、旅行のときに便利です。畳紙は呉服店などで購入できます。もし他のもので代用するなら、木綿の大風呂敷でもかまいません。ナイロンやビニールの風呂敷は中が蒸れてしまうので使いません。

収納スペース
着物の収納には、防虫、防湿に優れてて、できるだけ着物をおらずにしまえるものが最適です。この点から、防湿性が高く狂いの少ない桐の箪笥が最もよいとされてきました。しかし、ない場合には他の箪笥や衣装箱でもかまいません。どちらを使うにしても、着物がゆったりと入る大きさを選びます。

洋服箪笥にしまう場合は、着物を衣装箱に入れてそれを積み重ねる形で収納します。素材別にしまい正絹、ウール、化繊、木綿など着物の素材によって引き出しをあけます。ウールは虫が付きやすく、他の着物に被害を与えてしまうこともあります。特に正絹の着物は、他の繊維の染料や処理剤で変色するおそれがあるので気をつけましょう。同じ素材でも色柄物と白っぽいものは重ねないようにします。畳紙に包んであっても色移りする心配があります。

しまい方
着物を何枚も重ねてしまうと折り目が付いてしまいます。なるべく 浅い容器に2,3枚ずつしまいます。その際、絞りの着物は一番上になるようにします。箪笥に入れる場合、帯などの重いものは下段に、上等なものや軽いものは上段にしまいます。下段になるほど湿気が強く、着る機会の少ない礼装用は上段に入れたほうがよいでしょう。

防虫剤・防湿剤
防虫剤は、着物に向くものと向かないものがあるので、成分の表示や使用上の注意をよく読んで選びます。違う種類の防虫剤を混ぜて使うと、化学変化を起こして着物を汚してしまうことがあります。一つの容器に一種類が基本。特に補充するときは気をつけます。着物には、ピレスロイド系のシート状になったものが適しています。このタイプは無臭で、金、銀、箔を使った着物にも安心して使えます。防虫剤や防湿剤を入れるときは、着物に直接触れないよう、引き出しの四隅のほうに一つずつおきます。3,4ヶ月に一度は確認を。

帯も着物と同じように陰干しをして汚れを取ってからしまいます。合わせる着物と一緒にしまう方もいらっしゃいますが、別々にしまうほうが望ましいでしょう。帯はできるだけ折り目を少なくしたいので引き出しの幅いっぱいに伸ばして収納します。1枚ずつ畳紙に包むのが基本ですが 帯と帯の間に木綿の風呂敷をはさんで何枚か重ねて収納することもできます。

帯揚げ
陰干しをして湿気を取ります。しわが気になる場合は、布を当てアイロンをかけますが、絞りの部分はさけましょう。その後、絞りがつぶれないよう軽くまいてしまいます。総絞りなら箱に入れ、綸子や縮緬のものは、白紙で新を作ってそれにまいてしまいます。

帯締め・羽織紐
陰干しをして湿気をとります。汚れが目立つときはベンジンを含ませたガーゼで軽く拭きます。金糸、銀糸を組み込んだものは専門家にまかせましょう。肩のほこりをはたき、蒸気をあててきれいなくしや、ブラシで形を整えます。よく乾かしてから、房の部分を薄紙で巻いてしまいます。

半衿
長襦袢からはずして汚れを取ります。絹の半衿は、揮発油をいれた洗面器につけ、柔らかいブラシで布目に沿ってこすります。合繊の半衿は、中性洗剤を使って柔らかいブラシでたたくようにして洗い陰干しをしてから、乾いたらアイロンをかけてしまいます。刺繍半衿は専門家にまかせましょう。

下着・足袋
肌襦袢、裾よけなどの下着や足袋は、その日のうちに洗っておきます。下着類はネットに入れて、洗濯機で普通の洗濯物と一緒に洗えます。 足袋は少し洗濯液にひたし、ブラシで布目に沿ってこすり洗いをし、表は柔らかいブラシで、足袋底のしつこい汚れは歯ブラシなどのやや硬めのブラシで落とします。形を整えて干し、少し湿り気のあるときにアイロンをかけます。底、内側の甲、外側の甲の順に、指の部分は爪先からかけます。底と底を合わせて1足ずつビニール袋に入れてしまいます。

草履
草履は履くたびに汚れを落としておきます。布製のものは、柔らかい布やブラシで軽くほこりを払い、エナメルや革製のものは専用のクリームを使って汚れを拭き取ります。特に縫い目の間のほこりやはなおの裏側のほこりは、足袋に汚れをつける原因となるので注意しましょう。雨の日にはいた草履は、乾いた布で水気と汚れをよくふき取り、風に当てて充分に乾燥させます。片方ずつ薄紙に包んで、乾燥剤と一緒に箱に入れてしまいます。



<<前のページへ戻る12